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【性的同意チェックリスト20項目】一つでも該当したら不同意性交罪で逮捕の恐れあり!?

マッチングアプリで出会った相手とワンナイト!友達とお酒の勢いでセックスしてしまった!コンドームをつけずにセックスをした!日常に潜む実は危ない 20項目を確認して不同意性交等罪となってしまうケースを確認してみよう!

2023年に施行された不同意性交等罪。これまでの強制・準強制性交等罪では、「暴行・脅迫」を用いることや「心神喪失・抗拒不能(抵抗ができない状態)」にさせることが成立要件になっていましたが、「被害者の強い抵抗があったかどうかが重要視され、司法判断にばらつきが生じていた」という問題があり、「『暴行や脅迫』がない場合でも、恐怖で体が固まったり相手との関係性で抵抗できないなどの状況が存在することがある」という理由から、これらの規定を見直す必要性が提起されていました。

今回の不同意性交等罪の施行によって、被害者の強い抵抗がなかった場合や被害者が明確に「イヤ」と言っていない場合の性的行為も処罰されることが明確化されました。また、実際に性行為に及んでいなかった場合でも、不同意わいせつ罪として逮捕・起訴される可能性があります。

不同意性交等罪とは?

不同意性交等罪は刑法第177条、第176条によって、「以下に掲げる行為や事由その他これらに類する行為等によって、被害者が同意しない意思を形成・表明・全うすることが困難な状態にさせ、または、困難な状態にあることに乗じて、性交等(性交、肛門性交、口腔性交、膣・肛門に身体の一部や物を挿入する行為であってわいせつなもの)をしたとき」に成立するとされています。

・暴行もしくは脅迫を用いること
・心身の障害を生じさせること
・アルコールもしくは薬物を摂取させること
・睡眠その他の意識が明瞭でない状態にさせること
・同意しない意思を形成・表明・全うする時間的余裕がないこと
・予想と異なる事態に直面させて恐怖・驚愕させること
・虐待に起因する心理的反応を生じさせること
・経済的または社会的関係上の地位に基づく影響力によって受ける不利益を憂慮させること

ただし、これら8つの状況は典型的な場面とされ、これら以外の上記に類する状況においても不同意性交等罪として逮捕・起訴される可能性があります。

不同意性交等罪は非親告罪

不同意性交等罪は非親告罪とされています。つまり、第三者からの通報などによって捜査機関が強姦事件を把握した時点で被害者が告訴を行うかどうかに関係なく、被疑者を逮捕・起訴することが可能です。

当てはまったら有罪!? 20項目の「性的同意」チェックリスト

では実際、どのようなケースが不同意性交等罪として起訴される可能性があるのでしょうか? 日常に潜む 実は危ない 20項目の「性的同意」チェックリストを用意しました。

・社長や取引先などの社会的地位において関係性のある相手とセックスをした
・相手が酔った勢いでキスをしてきたからセックスをした
・付き合うことになったのでセックスをした
・結婚しているので夫婦でセックスをした
・楽しく飲んでふたりでデートをしていたが、ホテルに入ったのですぐにセックスをした
・相手に確認せずにゴム(コンドーム)をつけないでセックスをした
・相手が「イヤ」「だめ」と言わなかったからセックスをした
・セックスすることを目的として会う約束をしていたからセックスした
・セックスは「イヤ」だと言われたので口(口腔性交)でしてもらった
・セックスは「イヤ」だと言われたのでおもちゃを挿入した
・セックスは「イヤ」だと言われたので指を入れるだけにとどまった
・「イヤ」は演技だと思ってそのままセックスをした
・酔った勢いでセックスをした
・会社の後輩とセックスをした
・同意を求めたけど黙っていたのでセックスをした
・互いに成人だから性的同意を求めないままセックスした
・飲み会で終電を逃し家に招待してもらったので性行為をした
・お泊まりで昨日の夜にセックスしたので、朝起きてまたセックスをした
・元カノとは別れたが、セフレ関係にあるのでセックスをした

これらの項目はよくあるシーンも含まれていますが、被害者が同意しない意思を形成・表明・全うすることが困難な状況な場合において同意がなされていない場合は不同意性交罪、または不同意わいせつ罪となる恐れがあるので十分に注意が必要です。

社長や取引先などの社会的地位において関係性のある相手とセックスをした

被害者が社会的地位における関係性に圧力を感じて性行為を受け入れていた場合、「経済的または社会的関係上の地位に基づく影響力によって受ける不利益を憂慮させること」に該当するため不同意性交等罪に問われる可能性があります。

また、社会的地位における関係性に圧力に関わらずそれが脅迫などによる場合も不同意性交等罪に問われる可能性があります。

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相手が酔った勢いでキスをしてきたからセックスをした

不同意性交等罪の核心は、被害者の同意が欠如している場合に成立することです。キスをしてきたことが性的同意とはみなされません。相手が酔っていた場合、その同意が明確で自由意思に基づいていたかどうかが重要です。

相手が酔った状態で判断力が低下しているとみなされた場合、不同意性交等罪に問われる可能性が高まります。また、相手が酩酊状態や完全に意識を失っており、同意の意思表示が不可能な状態である場合、不同意性交等罪に問われる可能性が高くなります。

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付き合うことになったのでセックスをした

「付き合うことになったのでセックスをした」という状況では、不同意性交等罪に問われる可能性は通常低いとされます。一般的に、恋人同士やパートナー同士がお互いの同意のもとでセックスを行うことは、法的に問題とされることはありません。

不同意性交等罪は、性的な行為において被害者が同意しない意思を形成・表明・全うすることが困難な状態ある場合に成立します。恋人同士やパートナー同士が適切な恋愛関係とコミュニケーションを持ち、お互いに同意した上でセックスを行う場合、通常は不同意性交等罪の対象とはされません。

ただし、不同意性交等罪は同意が自由意思に基づくものであることが重要です。一方が強制的にセックスを求めたり、相手を脅迫したりする場合、それはたとえ恋人同士であっても法的に問題となる可能性があります。

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結婚しているので夫婦でセックスをした

「結婚しているので夫婦でセックスをした」という状況では、不同意性交等罪に問われる可能性は通常低いとされます。一般的に、夫婦間でお互いの同意のもとでセックスを行うことは、法的に問題とされることはありません。

不同意性交等罪は、性的な行為において被害者が同意しない意思を形成・表明・全うすることが困難な状態ある場合に成立します。夫婦間で適切な恋愛関係とコミュニケーションを持ち、お互いに同意した上でセックスを行う場合、通常は不同意性交等罪の対象とはされません。

ただし、不同意性交等罪は同意が自由意思に基づくものであることが重要です。一方が強制的にセックスを求めたり、相手を脅迫したりする場合、それはたとえ両者が婚姻関係にある場合であっても法的に問題となる可能性があります。

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楽しく飲んでふたりでデートをしていたが、ホテルに入ったのですぐにセックスをした

性的同意は自由意思に基づいて行われる必要があります。したがって、楽しく飲んでデートをしていたとしても、ホテルに入ってから突然の性行為が行われ、相手が突然の行動に恐怖を覚えるなど明確に同意しているといえない状況にある場合、不同意性交等罪の対象となる可能性があります。

重要なのは、お互いの同意が明確であり、相手が自発的に性的行為に同意したことが確認されることです。性的同意は一時的なもので、常に確認されるべきです。相手が同意を表明していない場合、性的行為は避けるべきです。

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相手に確認せずにゴム(コンドーム)をつけないでセックスをした

不同意性交等罪に問われる可能性があるかどうかを確定するのは難しいですが、性的同意に関する法的要件を考慮すると問題が生じる可能性があります。

性的同意は自由意思に基づいて行われる必要があります。セックス中にゴムをつけないことは、性的行為の条件やパートナーの安全を無視することになり、相手の同意を尊重しない行為とみなされる可能性があります。特に、相手がゴムを使用することを希望していたり、ゴムを使わないことに同意していなかった場合、不同意性交等罪の対象となる可能性が高まります。

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相手が「イヤ」「だめ」と言わなかったからセックスをした

性的同意は、お互いの自由意思に基づいて行われる必要があります。相手が「イヤ」や「だめ」とはっきりと言わなかった場合でも、その人の同意が得られているかどうかは、コミュニケーションや状況に依存します。

重要なのは、相手の意思や感情を尊重し、同意が明確であることです。一般的に、性的同意を確認するためには明示的な同意が望ましいです。お互いが性的行為に同意していることを確認するために、言葉や態度でコミュニケーションをとることが重要です。

また、相手が同意しない場合は、性的行為を強制しないように注意するべきです。

セックスすることを目的として会う約束をしていたからセックスした

たとえ「セックスすることを目的として会う約束をしていた」という理由があっても、その約束自体が性的同意としてみなされる可能性は低いです。性行為前、あるいは性交渉中のお互いの自由意思に基づいて行為が行われたかどうかに焦点を当てます。お互いが性的行為に同意していることを確認するために、言葉や態度でコミュニケーションをとることが重要です。

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セックスは「イヤ」だと言われたので口(口腔性交)でしてもらった

相手が口頭で「イヤ」と言った場合、それは明示的な拒絶です。同意が得られていない限り、性行為は法的に問題となる可能性があります。不同意性交等罪は、「困難な状態にあることに乗じて、性交等(性交、肛門性交、口腔性交、膣・肛門に身体の一部や物を挿入する行為であってわいせつなもの)をしたとき」に成立するとされています。セックスの代わりの口腔性交は、相手が突然の行動に恐怖を覚える、同意が脅迫や強要によって得られた場合など明確に同意しているといえない状況にある場合、不同意性交等罪の対象となる可能性があります。

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セックスは「イヤ」だと言われたのでおもちゃを挿入した

相手が口頭で「イヤ」と言った場合、それは明示的な拒絶です。同意が得られていない限り、性行為は法的に問題となる可能性があります。不同意性交等罪は、「困難な状態にあることに乗じて、性交等(性交、肛門性交、口腔性交、膣・肛門に身体の一部や物を挿入する行為であってわいせつなもの)をしたとき」に成立するとされています。相手の心情を無視して明確に同意しているといえない状況にある場合、不同意性交等罪の対象となる可能性があります。

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セックスは「イヤ」だと言われたので指を入れるだけにとどまった

不同意性交等罪は、「困難な状態にあることに乗じて、性交等(性交、肛門性交、口腔性交、膣・肛門に身体の一部や物を挿入する行為であってわいせつなもの)をしたとき」に成立するとされています。「イヤ」と言われた場合にも、指を入れるだけでも不同意性交等罪に問われる可能性は十分にあります。

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「イヤ」は演技だと思ってそのままセックスをした

一般的には同意がない状況で性的な行為を行うことは不同意性交等罪に問われる可能性があります。相手が「イヤ」と言った場合にたとえそれが演技だと思っていた場合でも、尊重されるのはお互いの自由意志の元の同意です。相手が「イヤ」と言った場合は明確に同意していないとみなされる可能性が高いです。

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酔った勢いでセックスをした

酔っている状態で性的な行為を行うことは、お互いの同意が得られていない場合は不同意性交等罪に問われる可能性があります。相手が酔った状態で判断力が低下しているとみなされた場合、不同意性交等罪に問われる可能性が高まります。

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会社の後輩とセックスをした

一般的に、性行為は相互の合意の下で行われるべきです。もし会社の後輩が性行為に同意していない場合、それは不同意性交等罪に問われる可能性があるかもしれません。性的同意は、自由意志で行われるものであり、後輩が「経済的または社会的関係上の地位に基づく影響力によって受ける不利益を憂慮させること」によって性行為を受け入れていた場合は不同意性交等罪に問われる可能性が高まります。

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同意を求めたけど黙っていたのでセックスをした

不同意性交等罪(性的暴行罪)については、相手の同意が必要です。同意がないまま性行為が行われた場合、法的に問題が生じる可能性があります。しかし、同意の要求に対して黙っているだけでは、その相手が同意しているかどうかを確定することは難しい場合があります。

法的には、同意は明確で自由意志に基づいて行われる必要があります。相手が黙っている場合、その理由や状況に応じて異なる可能性があります。たとえば、相手が同意することを恐れている、言葉にできない状況にある、またはコミュニケーションの問題がある場合、同意が示されていないと解釈される可能性があります。

したがって、同意が不明確な場合、性行為を中止するべきです。同意が確実であるかどうか不明確な場合、法的なリスクを避けるためには相手とコミュニケーションをとり、同意を明確に取得することが重要です。

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互いに成人だから性的同意を求めないままセックスした

成人同士で性行為を行う場合、お互いの自由意志に基づいて同意があることが望ましいですが法的にはその同意を文書で示す必要はありません。ただし、もし一方が性的行為に同意していない場合、その行為は不同意性交等罪に問われる可能性があります。また、アルコールや薬物の影響下では、同意が不明確になることがあります。同意を得る際に、お互いが自由意志で同意してセックスを行うことが望まれます。

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飲み会で終電を逃し家に招待してもらったので性行為をした

宿泊のために家に招待することとは、性行為の同意としてみなされません。性行為が性的同意を得ていない場合は不同意性交等罪に問われる可能性が高まります。相手が自分の家にいる状況での突然の性的行為は予想と異なる事態に直面させて恐怖を感じて受け入れる可能性もあります。また、相手がアルコールや薬物の影響を受けていて、正当な同意ができない状態である場合に及んだセックスは明確な性的同意とは言えず、不同意性交等罪に問われる可能性が高まります。

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お泊まりで昨日の夜にセックスしたので、朝起きてまたセックスをした

昨夜のセックスにおける同意と翌朝のセックスの同意は異なる同意が必要です。どちらかの性行為において性的同意を得ていない場合は不同意性交等罪に問われる可能性あります。また、早朝など睡眠中で意識が明瞭でない状態でのセックスも不同意性交等罪に問われる状況として明記されています。

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元カノとは別れたが、セフレ関係にあるのでセックスをした

セフレ関係においても、性的同意は常に重要です。どちらか一方が同意しない場合、性行為は不同意性交等罪の対象となる可能性があります。性行為が強制されたり脅迫されたりしている場合は不同意性交等罪に問われる可能性が高いです。

また、元カノなどの特殊な関係下においては住所を知っているなど、社会的関係上の地位に基づく影響力によって受ける不利益を憂慮(ストーカー化への懸念)させることも十分に考慮されるために注意が必要です。

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不同意でのセックスには十分に気をつけよう!

tinderやタップル、ペアーズなどの通常のマッチングアプリでは、恋活や婚活を前提とした出会いが求められる場なので、交際前に性行為に及んでしまった場合は、意図せず不同意性交等罪に問われてしまう可能性があります。

一方 セクシャルマッチングといった性癖マッチングサービスでは、交際を前提としないでセクシャルパートナーを探すことができるので、こういったサービスを利用してみるのも非常におすすめです。

文 / セクシャルマッチング編集部

セクシャルマッチング編集部がお届けするコラムは専属ライターによる執筆のほか、読者のみなさまにご投稿いただいた アンケートの回答・体験談 をもとに執筆しています。

# 法律

law不同意性交財罪や不同意わいせつ罪が施行され、話題になった性交渉に関する同意。性的同意アプリやマッチングアプリにおける性交渉の同意などの男女間のトラブルについて法律の観点からお届けします。

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